[Linux]あらためてNFSやCIFSについてメモ
職場の環境がNFSマウントやCIFSマウント等が混在して使われているので、改めて関連用語を整理しておく。
1.NFS (Network File System)
主にUNIX系OSで利用される分散ファイルシステム、及び、そのための通信規約(プロトコル)のことをである。
用途としては、TCP/IPネットワーク上で別のコンピュータのストレージ(外部記憶装置)をマウントすることができ、そこに保存されているディレクトリやファイルをローカルなディスクにあるように読み書きが出来るようになる。
1985年にSunMicrosystems者が発表し、IETFが通信プロトコルを1989年に標準化し公開している。SunはNFSの仕様を他のベンダーにも公開しているので、NFSはほとんどのUNIXで相互に利用可能なデファクトスタンダードとなっている。
WindowsやMac OS XからもNFSを利用できるようにするソフトウェアも公開されている。
他のコンピュータにストレージを提供するコンピュータをNFSサーバー、サーバーの持つストレージにアクセスして利用するコンピュータをNFSクライアントと呼ぶ。
2.マウント (mount)
コンピュータに接続したストレージ(外部記憶装置)や周辺機器をOSに認識させ、利用可能な状態にすること。
接続されているものをOSから切り離すことを「アンマウント(unmount)」という。
3.CIFS
CIFSはWindowsで利用されるファイル共用サービスの通信プロトコルSMBを拡張して、Windows以外のOSやアプリケーションでも利用できるように仕様を公開したものをいう。
主にUnix系OS上に構築したSambaサーバーに対して、WindowsOSからCIFS接続及びマウントしてアクセスを行う。
4.Samba
MicrosftのWindowsネットワークを実装したフリーソフトウェアで、Linux、Solaris、BSD、Mac OS XなどのUnix系OSを用いて、Windowsのファイルサーバーやプリントサービス、ドメインコントローラ機能、ドメイン参加機能を提供する。